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少子化は未婚者の責任だけじゃなかった。”選択子無し”夫婦の実態


いま、国を挙げて注目されている”日本の少子化”。それに共に、”現代人の未婚者数の増加”も問題視されています。そして、この少子化について、その原因は「未婚者の増加」であるという認識を持つ方が多くいます。そのため未婚者が肩身が狭い思いをすることが多々あるのです。確かに、この二つの問題に因果関係が無いとは言い切れないでしょう。

しかしながら実のところ、現代の夫婦の中には”敢えて子供を持たない”という選択をしているカップルもかなり増えています。この記事では、その具体的な統計と共に、この結果について皆さんがどう感じているのかまとめてみました。

 

一生、子供を持たないひと―男性は日本人口の約4割、女性は約3割

これは未婚者に限ったことでなく、結婚しても子供を持たない人も含みます。

「平成29年版厚生労働白書」の「日本の1日」によれば、1日に生まれる人の数は、平均2669人、亡くなる人の数は3573人だそうです。このことから計算すると、毎日平均904人ずつ日本の人口は減っていることになります。年間では約33万人ずつ。確かに、問題視されるわけですね。

国立社会保障 「人口問題研究所」の発表した『日本の将来推計人口』によれば、このままでは日本の人口は、2048年には1億人を切る計算になるとのこと。そして2060年には8674万人程、また今から約100年後には、4286万人まで減ると予想されています。

 

少子化は未婚者のせい?

戦後1950年以降、出生率=女性が生涯で子供を生む数が激減しました。80年以降の「既婚者の出生率」については、その指標はあまり変わりません。しかし、「合計特殊出生率」という、”未婚の女性”も含むデータは、少しづつ下がり続けています。

既婚女性の出産数は、平均で1家族につき2人弱の子供を設けているという結果になっています。データだけで見れば、結婚数が1つ増えれば、その分、子供の数が2人弱ぶん期待できるわけです。既に2人の子どもを出産した既婚女性に3人目を求めるより、未婚女性に結婚を促進した方が少子化解決に繋がる、と言う意見を持つ人が居ます。そういった考えに頼りすぎる結果、『少子化の原因は未婚者の増加にある』という人がいるわけです。

しかし、それは全面的に正しい意見でしょうか?

”結婚=子供を持つ”という固定概念は、現代日本に本当に当てはまるでしょうか。欲しくてもできないカップルは、実際のところ増えています。それは身体的な問題であったり、経済的・環境面が理由であることもあります。加えて、「子無し」を敢えて選択する夫婦も非常に増えているのです。

 

”生涯未婚率”と、”既婚無子率”

国立社会保障 「人口問題研究所」が2006年に発表した統計によると、1955年生まれの女性の未婚者数に比べ、1990年生まれの女性の未婚率はその倍の数になっています。

しかし同時に、既婚者で子供を持たない人の割合の増加にも注目すべきです。1950年生まれの女性ではわずか4.8%だった既婚無子率が、1990年生まれの女性では13.8%となっているのです。この40年の間で、ほぼ3倍に増えていることがわかります。

結婚しても子どもを持たない夫婦が増えていることは、この統計から明らかです。現在の日本の少子化が、決して、未婚者だけの責任ではないことがはっきりとわかるのではないでしょうか。

 

データを見た国民の意見は

これらの結果を見て、皆さんはどう感じ、どう考えるのでしょうか。寄せられたコメントを少しご紹介します。

・税金、年金、社会保障が高過ぎる上、団塊Jr世代は年金先送りで貰えるかどうかも判らない。そんなんじゃ子供作る余裕なんて無いんじゃない?

・昔は、子供は、財産であり、農家であれば労働力でもあり、老後を養ってもらうための保険でもありました。しかし今は機械化が進み、人手はいらなくなり、国の保険が充実したため、子供を産む「メリット」が無くなりました。それどころか、養育費や教育費がかさむなどのデメリットの方が大きくなってしまいました。そのような状況では、結婚して、子供を産む人は減っていくのではないでしょうか。

子供を生みたい人を徹底的に優遇するような社会制度に変えていくべき。所得制限などをつけるべきでない。結婚したり、子どもを産んだりするつもりの無い人に無理に結婚や子作りを促進するのではなく、その気がある人を積極的に後押しする方が良い。

…あなたは、どう思われますか?

 

まとめ

確かに、子供を設ける為には異性のパートナーが必要です。しかし、姑が嫁に対して「3年子無きは去れ」なんていう時代ではありません。結婚したからと言って、当たり前のように子供を持つというわけではないのです。

少子化問題について考えるとき、わたしたちは今後、「生涯無子率」という統計に注目すべきではないでしょうか。そして、少子化問題に限るならば「未婚者数の増加」よりも先に、「何故生涯無子率が上がっているのか」をテーマにすべきだと思います。

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